会長基本方針

会長基本方針

奉仕プロジェクトを実践し、ロータリーを楽しむ

2023~2024年度
岐阜加納ロータリークラブ
会長 平松洋一

私が、2005年4月1日に岐阜加納ロータリークラブに入会させていただいてから、18年が経過しました。今や会員数トップクラスの87名の会員数を誇る岐阜加納ロータリークラブです。その私がこの歴史あるクラブの会長を務めることとなり、その責任の重さに、気が引き締まる思いであります。
さて、2019年12月に、世界で初めての新型コロナウイルス感染者が認められ、世界経済は大きな転換期を迎えました。人の動きと同時に経済活動が止まり、リアルでの人・物の流れもストップ。そんな中、世界はインターネットを介しての経済活動へと移行。ネットショッピングなどが活発になりました。会議は、遠く離れた場所でもスムーズにリモートにて開催されるようになりました。そして、今やその便利さから、デジタル化は、益々進化し発展しました。その一方で、世界や日本で見られるのは、「デジタル」と「リアル」の『ハイブリッド』です。
これまでのおよそ、3年以上になるコロナ禍によって、本クラブでも本来のロータリー活動の停滞を余儀なくされました。まさにコロナ・ロスにより、得たものもありますが、多くのものを失いました。当岐阜加納ロータリークラブにおいて、それは会員同士の『コミュニケーション』であり、会員同士の『絆』であると思います。今期は、その『絆』を取り戻したいのです。そして、ポストコロナで、次なるチャレンジをしていきたい。
私は、その為に以下の『三つの約束』を実践します。この『三つの約束』をすべての会員のみなさんと共に実践し、岐阜加納ロータリーを楽しみたいと思います。

●約束1
ロータリーは「親睦に始まり親睦に終わる」と言われています。
親睦活動委員会の活動を中心に会員同士のコミュニケーションを活発にします。積極的に事業を開催します。コロナにより失われた3年間を取り戻します。
伝統であった観桜例会の3年ぶりの開催はもちろん、様々なイベントの充実を実施し、ロータリアン同士のコミュニケーション、先輩ロータリアンと若手ロータリアンが「この子誰?」とならないように個々の親睦を深める。当クラブでは、特にこの3年間、多くの若手会員が入会いただいております。夜例会という特異を生かした益々の親睦例会を開催できる事を切望しております。また、そういったメンバー間の深い「絆」を築いていく事と同時に ロータリーの奉仕活動を共に実践することで、ロータリーの意義を体感し、理解を深めることができると思います。

●約束2
奉仕プロジェクト(三大奉仕部門である社会奉仕・国際奉仕・青少年奉仕の分野を担う)を実践し、ロータリーを楽しむ。
*「岐阜市の子供たちを対象にした『仕事探検隊』を立上げ、地域の子供たちと私たち岐阜加納ロータリー会員とのコミュニケーションを図ります(財団の地区補助金を活用します。)
岐阜市は「夢や目標がある」と思う子どもの割合が全国ワースト1位。(文科省全国学力・学習状況調査、令和4年)。その要因として、おもしろい大人やイキイキとした大人との出会いの少なさが考えられるそうです。
岐阜市教育委員会も「・自分の興味関心を広げる機会が少ない・探究的な学びにおける児童生徒の主体性が弱い・人の生き方に触れる機会が少ない・授業の学びと自分の生活(生き方)がつながっていない」と総括しています。地域社会で生き生きと働く大人との出会いが、その目指す姿を後押しするはずです。この問題を解決することが地域の基本的教育と地域社会の発展に貢献できる奉仕プロジェクトであると考えます。
そこで、今期のロータリー財団地区補助金の申請事業において、小学生高学年から中高生10代の子ども向けに、岐阜加納ロータリー会員の所属企業において仕事や職場体験を行い、「働く」ことの意義の発見、さらには子どもたち自身が自分の未来を考えるきっかけづくりをしたいと考えています。
岐阜市内でさまざまな子ども(障害児や不登校児、健常児)の居場所支援をしている一般社団法人ヒトノネや中高生の探究学習支援と地域サポート体制をコーディネイトする団体・一般社団法人ココラボとも協働し「職業体験講座」を実践します。周りの大人のさまざまな生き方を知り、社会の横のつながりなどを感じることによって、子どもたちには人としていろんな生き方があるということを知ってもらいます。この活動を通して、子どもたちが自己実現できる未来を信じ、それが子どもたち自身の夢や希望にまっすぐに向かう原動力になっていく姿を目指した奉仕プロジェクトです。

●約束3
充実した新会員研修を実践していただきます。
クラブ研修リーダー及びロータリー情報委員会を中心にIGMの機会はもちろん、特に44~47期入会の新人会員を主に対象として、慣例にとらわれない研修会やオリエンテーション(ラウンドテーブル)などを充実させ、実施します。

会員全員が、ロータリーの原点の「奉仕の精神」に帰り、奉仕プロジェクトを主体的に実践し、その活動を通じて、「ロータリーを楽しむ」。まだまだ若輩者でありますが、会員皆様のお力添えがなければ何も成しえません。どうか力をお貸しいただけることを願って私の基本方針とさせて頂きます。
2023~2024年度RI会長メッセージ